あの日から
大震災から今日で10年が経ちました。
今日は「たまごの学校」での忘れられないエピソードを書きたいと思います。
あの大震災の翌年の8月 宮城県大郷町中央公民館で行われた行事に参加してくれた親子が作ったの
はお地蔵さんでした。
行事が終わり、1週間ぐらいしてから1通のメールが入りました。
~そのメールの文面です~先日の親子教室でお地蔵さんを作った者です。
お盆も間もなくですので、さっそく私の作った「たまご地蔵」は我が家の仏壇へ、息子の作った
「たまご地蔵」は実家の仏壇へお供えしました。
実家の母は大震災で津波に飲まれて天国へ旅たちました。
それまで、毎日手を合わせても、お線香をあげても悲しい思いはずうっと消えませんでした。
息子が遺影に向かってたまご地蔵を見せると、母も笑っているような気がしました。
その日から悲しみがすーっと消えました。
私と同じように、震災の悲しみを背負っている方がたくさんいらっしゃいます。
その方々が「心の平和」を取り戻すきっかけ小さな供養の一端を見つける機会に巡り会える事を切に
願っております。
エッグクラフトはそのお手伝いが出来ると思います。たまごのまぁ~るい形にも癒されます。
(このエピソードは魔法のたまごのおはなし1刊目に掲載させていただきました)
3.11から10年目の今日えっぐおじさんとして、これからも心を込めて活動していかなければと誓
いを新たにしました。