コロナ禍の中で
画像は小学校1年生の時、初めて参加した時作った「スイカ」です。
コロナ感染拡大が、国内でニュース報道されるようになったのはちょうど1年前の今頃でした。
たちまち、予約いただいていた行事予定のキャンセルの連絡が多くの所から来るようになりました。
ある子供会さんから予定していた令和2年3月上旬の30名あまりの行事をやむを得ず中止するとのご連絡を頂きました。
それまでその子供会の役員のお母さんは熱心に、会場の予約などを整えてこの行事を楽しみにして下さっていました。
やむを得ない事情ですのでもちろん快く了解しました。
後日、その役員さんからお手紙が届きました。
お手紙の内容は次のような文面でした。
この度は思わぬ事態が起こり、せっかくご用意いただいていたのに、ぎりぎりでキャンセルする事になってしまい申し訳ありませんでした。
6年前に我が家の下の子が幼稚園年長で春から新1年生になる直前の歓送迎会に参加したのがちょうどえっぐおじさんの「たまごの学校」でした。
その息子がこの度卒業するにあたっての歓送迎会でしたのでぜひまたえっぐおじさんのお話を聞いて卵の作品を作ってこれから中学に上がって色々な事があっても頑張ってほしいと思っていました。
そんな時に中止の決断をしなければならず本当に残念でした。
6年前、息子はスイカを作りえっぐおじさんにほめてもらってとてもうれしそうでした。今でも家に飾っています。
今回は残念でしたがこれからもお元気でたくさんの方々に「たまごの学校」を広めて下さい。
とのお手紙でした。あー、こんなに楽しみに待っていて下さっていたんだ!
1年生の時の歓迎会で作り、6年生の送別会でまた作る予定の企画を立てていてくれたこのお母さんってなんて素敵なんだろう!と思いました。
もしこの行事が行われていたら、6年生になっていた彼はどんな成長した姿を見せてくれたんだろう?
どんな作品を作ってくれたんだろうとあれこれ想像していた私でもありました。
6年後の再会は叶いませんでしたが、私は改めて日ごろ何気なく開かれる行事が当たり前ではないんだとつくづく思いました。
「たまごの学校」に依頼してくださる方々の一つ一つに思いがこもっていて、終わった後には思い出として残る貴重な時間になるのだと思うと
これからも、もっともっと心を込めて「たまごの学校」を開かせて頂こうと思いを新たにしました。